ノングレードで行こう！定例会（2/14）前編

２００８年２月１４日（木）
リアル巷では、『バレンタインデー』と言うイベントが進行していた。
『リネージュ２』と言うゲーム世界の中では、その日は何事も無かったかの様に過ぎていく。

２１：３０を回っても、俺にチョコレートをくれる女の子は、
だーれも･･･いないｗ

　ダークエルフ族の女の子も、
　カマエル族の女の子も、
　ドワーフ族の女の子も、
　エルフ族の女の子も、
　オーク族の女の子も、
　人間の女の子も、

そう、バレンタインデー必須アイテムの『チョコレート』が無い為だ。

たしかに、『リネージュ２』の中でも異変は起こっている。
『ラブラブフォーエバー大作戦』と言う名前のイベントだ。
ハート「❤」の破片を集めてＮＰＣとじゃんけんをし、勝った数で商品がもらえる。

　1勝賞品 瞬間体力回復剤3～7個
　2連勝賞品 祝福された帰還スクロール1枚
　3連勝賞品 祝福された復活スクロール1枚
　4連勝賞品 武器強化スクロール：Cグレード2枚
　5連勝賞品 防具強化スクロール：Bグレード4枚
　6連勝賞品 武器強化スクロール：Bグレード1枚
　7連勝賞品 武器強化スクロール：Aグレード1枚
　8連勝賞品 傷跡　又は　バタフライ ヘアピン + ファスの素敵なプレゼント
　※傷跡：男性専用アイテム　/　バタフライ ヘアピン：女性専用アイテム

こんな感じ･･･それは、
リネージュ２の住人の間で発生するであろう「愛」とはなんら関係の無いイベントだ。
武器強化スクロールを意中の人に渡し、愛の告白するなんて、

「なんてロマンチック（隠語のＲＭＴじゃないよｗ）なイベントじゃないか！」　（＝－＝）　（遠い目

･･･などと思う奴は誰もいないだろう。

きっと、韓国の人が作るゲームだからそう言う風習が韓国にはあるのだろう･･･
（＝ｗ＝；

もともとバレンタインで「チョコレート」を女性から男性に贈る風習なんてのは、
日本固有のイベントだったと思う。
お菓子会社の陰謀だとか、いろいろ言われたりするが、
人間関係を重視していた日本国民の「相手を思いやる」気質から定着したのではないだろうか。
義理でもチョコはうれしい（お返しについては、今は考えないｗ）。
それは、「あなたの存在を認めています」と言う証だからだ。
考えてみれば、
正月に神社にお参りして、お盆はお墓参りして、クリスマスも祝って･･･
『神も仏も皆一緒』的感覚が、「日本の平和を維持する力」の源、もしくは一翼をになっているに違いない。

リアルな時の流れは止めようも無い。
リアルのイベントについてはプレイマスターに任せ、
俺は、運営側のイベントを無視すると言う選択をして今日も、
『愛と友情を深める』「ノングレードで行こう！」を開催していた。

時は、刻一刻と過ぎ２２：００頃･･･
我々は傲慢の塔の５階を目指していた。



途中･･･適正レベルのレイドに愛の単独攻撃を仕掛けてみたが、結果は玉砕。
（予想以上にレイドボスの足が速く、逃げ切れなかったｗ）
これは実らぬ愛なのか！？

しかし、一度俺が倒れてしまえば･･･



レイドすらも、俺の愛の虜に･･･
（後をついてくる･･･）
この状況を冷静に分析するならば、
レイドボスのいわゆる『ツンデレ』状態に違いない。

やはり今日は「聖バレンタインデー」
想いを伝える事で奇跡が起こる日なのかもしれない･･･

つづく