ノングレード装備の勧め

「ノングレードで行こう（逝こう）！」と言うプレイスタイルは、
通常の遊び方とは大きく逸脱している遊び方かもしれない。

通常プレイヤーの目的と言えば、対人戦闘は大きな魅力のひとつだろう。
「戦争」や「対人戦闘」を一番に考えるなら、良い装備と軍資金、
そしてキャラクターレベルが鍵となる。
敵対勢力よりも少しでも有利な環境を整えようとするなら、それらを手に入れるため、
単位時間当たりの「効率」を重視してプレイするのは当たり前の行為だ。

人よりも早く、
人よりも強く、
人よりも大金を手に入れ、
人よりも良い装備で戦闘行為を堪能する。
自分達の狩場を主張し、邪魔者は力で排除する。
その高レベルなＰＴ環境を維持するためにレベルや職や装備に制限をつけ、
非効率な輩を一切受け入れないようにする。
当然だ、少しでも自分達を優位にする為だ。
突き詰めていくと、それは「廃人プレイ」に他ならない。
そして相手の心を粉砕したりするプレイヤーも･･･

リネージュ２を単なる「戦争ゲーム」と思っているプレイヤーで、
上記のプレイスタイルに近い人は多いのではないだろうか？
プレイスタイルの人口分布は調査もされて居ないので不明であるが、
戦争時間中のトラフィックは通常「混雑」である事を考えると、
人気は「戦争」なのだろうと推測は出来る。
そう、リネージュ２の基本プレイは、モンスターや対人との戦闘行為がメインだ。
基本構造（製作側の意図？）は「競争」を煽る形でシステムが組まれている。
だから、その方向に沿った人が集まるのは当然なのだろう。

だが、リネージュ２のプレイヤーの特色は、
そんな「戦争」や「稼ぎ」を目的とした人ばかりでは決して無いという事だ。

それを検証しているのが「ノングレードで行こう！」と言うサークル活動。
もちろん「ノングレードで行こう！」の参加者は、
戦争も大好きな人だって参加するけど、それは「戦争も」好きな人。
（息抜きには丁度いいのかもしれない･･･それはそれで有意義なサークル活動の活用法だ）
非効率極まりないこのサークル活動では、「戦争だけ」好きな人や「対人戦だけ」好きな人は参加してこない。そう、非効率ゆえに「効率（経験値やゲーム内通貨稼ぎ）」を重視するプレイヤーには苦痛でしかないからだ。

「ノングレードで行こう！」のやっている行為自体は、
装備が違うだけで、モンスターを狩る事が実際多い。

だが、根本的に遊び方の心構え、意識が違うのだ。
大事なのは俺達は何をやったら「楽しい」と感じられるのか？

人と比べれば、至らない所はコンプレックスになる。負い目になる。嫌いになる。
ＰＴの中でみんなよりグレードが落ちる装備とかで「足を引っ張ってないだろうか？」と気に病んだり、○職だからとＰＴから断られたり･･･

楽しくないだろ？

・装備なんて、ノングレードでも十分遊べる（今なら幻影装備なんだろうけどなぁ･･･）。　　
・職？どんな職だって関係ない。集まった職で効率差はでるが、そんなのは誤差のうちだ。
　不足はお互いのチームワークでカバーしあえるはずだ。無駄なＰＴメンバーなど存在しない！

それを実証しなければいけない。
「ノングレード戦隊」をはじめた時からのサークル活動の存在意義でもある。

人とは違った何かは、マンネリ化した作業となりがちなリネージュ２の中に活力を与えてくれるに違いない。



やってみれば分かる。

ノングレード装備の強さを。

ノングレード戦士達の頼もしさを。

ノングレードプレイの奥の深さを。

そして、素敵なメンバーが集まったなら、「装備」「職」「レベル」関係ナシに楽しいと言う事を！！