ノングレードで行こう！エルフ村編 第１章 ソロの憂鬱

２００９年５月２８日（木）２１：３０～

　久しぶりのエルフ村は、暖かな日差しを受け、いつもの様にのどかで美しい姿のままだった。



　ここが賑やかだった頃のエルフの姿はほとんど見られない。エルフが高齢化し、他の村へ移ってしまった後、エルフの子供が生まれる事は稀な事となり、今も過疎化が進んでいる。　たまに生まれた子供は、エルフの同胞が居ない事を嘆き、さっさと街へ出て行く有様だ。

　お蔭で村の周辺はモンスターで溢れ、狩られる事が無いのをいい事に我が物顔で周辺を徘徊している。見方を変えれば、エルフ戦士と死闘を繰り広げ、技を駆使して生存をかけた戦いをしていたモンスター達が、よきライバルを失い、暇そうにしているとも言えなくは無い。きっと、腕も鈍っている事だろう･･･。

　それは、モンスターに限った事ではない。



　昔は俺を瞬殺したセンティネルについても言える。ベルトレス･･･腕、鈍ったろ？　それとも俺が強くなったのか？　まさかな･･･まあいい･･･。それだけ平和だという事だろう。

　　

　「ブリ メク トラン」「ティミ トラン」もすっかり老いぼれた。以前のような持続力が無くなった。諦めるのが早い。鬼ごっこにもなりゃしない。昔はあんなに堂々として、エルフが束になってもなかなか倒される事が無かった兵（つわもの）だったのに･･･。その老化が痛々しく目に映る。どうか長生きして欲しい･･･。
（エルフの方が寿命短かったっけ？　＾－＾；）

　誰も来ない草原は、まさに貸切。俺の天下だｗ

　だが、「ノングレードで行こう！」の告知を昼にして、一時間近く経つが、一般から参加はおろかノングレード隊員すら姿を見せない。まあ、途中で冷やかしで以前ノングレＰＴに入ったプレイヤーが、また冷やかしで顔を出したみたいで、挨拶後、サクっとログアウト。ワールドに復帰した後で、/invite で誘ったら結局はカマロカに行きたかったらしく、早々に拒否られた。（だったら最初からＰＴＭに入ってこないように＞ｗ＜ノ）伊逸洛さん、もう間違っても来ないでねｗ
（あ、ノングレ戦隊のＰＴＭに顔を出した時点で名前公開ＯＫと判断してるからよろしくｗ）

　（でも、俺、忘れっぽいんだよね･･･＝ｗ＝；）

　「本当に･･･誰も来ないようなら、引退しようかな･･･」って考える事が最近多い。だけど、誰かが必要としてくれているなら･･･集まってくれる人達が居るなら続けたい･･･。と言うのも本音。まあこれは、俺の驕り（おごり）かも知れない。決して参加してくれる人をなめてる訳じゃないんだけどね。リネージュ２の世界で、俺の活動に参加してくれる人はみんな好きだ。好きになっちまう･･･。だから、そんな絆を･･･途絶えさせたくない･･･。

　「ノングレード戦隊」の存在意義。それは、レベルも装備も血盟も関係無しで一緒に楽しめるプレイヤーが集まる憩いの場所。いつも定期的に開催しているのは、逢いたいと思ったら、そこに行けば必ず同胞が居るようなコミュニティの形成。休止してたって、復帰したら、いつでもいつもの様に接してくれる仲間がいる故郷。そんな場所がリネージュ２の世界に出来たらいいな･･･。それがノングレ戦隊の原動力。

　だから、誰にも必要とされないなら、リネージュ２で俺が存在している意味は無い。

　･･･これは、微妙な心理だな＾＾；
　だれも俺にそんな事は頼んでないし、俺が好きで勝手にやってる事だから･･･。

　･･･そろそろ、引退かな･･･
　（気の強い女の子なら
「ぐちゃぐちゃ言ってないでさっさとやめなさい！！」
　とお叱りを受ける所だな ＝ｗ＝）　だよね？蘭さん　（ﾏﾃ

　などと考えている時に、救世主登場。

　ミカアエルさんが来てくれたｗ
　ちょこっと課金が２００円分残ってたらしいｗｗｗｗ
　ミカアエル「引退はしなくてもよいのでは」
　ふむ。それが国民の総意なら検討しよう＝ｗ＝　(ﾏﾃ

　つづく