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リネージュII ドビ鯖の住人、月影忍のブログ
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 まだ、この世に出現してからさほど歴史の古くないネットワークゲームと言う世界は、まだまだ発展途上と言える。いや、インターネットの利用法すら、試行錯誤の時代だ。MMORPGや、MORPGなど、ネットワークゲームという中でもプレイする形態が違うし、ゲームとしての試行錯誤は今も続いている。

 そして、製作側はどう捉えているかは知らないが、MMORPGの最終目標は、『参加したプレイヤーが全員楽しめる環境を作り上げる事』にあると思う。誰かだけが楽しめて、他の誰かは楽しめない様な環境の提供は、MMORPGに於いては好ましい仕様とは言えない(もっとも、つまらんと思っているゲームを続ける義務も無いんだが・・・)。

 一方ロビーで仲間を募ってその仲間とダンジョンに向かうようなMORPGなら、人間関係的には、それほど問題にはならないと思う。あるいは戦争特化型とか、バーチャル恋愛(知り合った後のドロドロについては知らんがw)とかなら趣向の合うプレイヤーが参加するのでこれも問題ない気がする。

 なぜなら、ルールに従っているからだ。

 そう、ゲームにはルールがある。
 ルールを守らないとゲームが成り立たない。
 ゲームの目的によってルールも様々だ。

 MMORGPの場合、ゲームに参加する目的は、プレイヤーに依存している。プレイヤーの目的が達成できるよう、あるいはプレイヤーが望みそうな目標想定し、それを提示、それが達成できるような環境を製作会社が提供しているのだ。

 普通のゲームマシンのソロ専用ゲームであれば、ゲーム内で目的は明示的に示され、プレイヤーはその目的を達成するためにゲームプログラマーの作ったシナリオをなぞって行く形(もちろん複数用意されている事がほとんどだ)が多いので、特に目標とか悩む必要も無い。精々、全ルート攻略とか最短時間で攻略、アイテム等のコンプリートを目指すくらいだろう。

 MMORPGの場合、何も望まなければ、何も起こらずに一日が終る。それはプレイヤーが何もしない事を選び実行し、目標を達成した事になる。


 一般的にMMORPGには、ゲーム内モンスターを狩ってゲーム内アイテムやレベルを上げるための経験値を手に入れる仕様が実装されている。自分の欲しいアイテムを手に入れるために、あるいはレベルを上げるために狩りをする行為も製作会社側が想定した仕様であり、行為自体はルールに則っている。


 さらに、他のプレイヤーとの会話を楽しみたいと思えばチャット機能も実装されている場合が多いから会話できるし、パーティシステムが導入されていれば一緒に遊ぶ事もできる。

 だが、プレイヤーごとに、価値観は違う。そこにプレイスタイルというそのプレイヤーの個性が反映される遊ぶパタンが存在する。目的が一緒ならルールも共通だからパーティを組んでも基本的には問題は起こらない。もっとも効率を求めるあまり、募集条件を厳しくしたり、暗黙の了解視してルール説明せずにトラブルになる事はよくあるが、それはパーティ内のプレイヤー間の話し合いで充分に解決できる。

 所が、価値観の違うプレイヤーやパーティが同じフィールドに存在すると、問題がだんだんと大きくなっていく。話しが通じないのである。狩場主張やフィールド独占、プレイ妨害等々・・・。

 「ここ使ってます」宣言やアデナラインによる狩場主張も、後から来たPTが先のPTに気を使って別の狩場に行こうという解決策が多い。
 狩りクランの場合は、このあたりの気遣いが暗黙のルールとなっている事が多く問題は発生しない。場合によってはPT間の相談で、一時的に間借りする事だってある。
 だが、戦争クランの場合は様相が違ってくる。力で狩場を奪取するのがルール。まして、相手が敵対クランだったりすると、PK戦争が始まる。戦争クラン同士ならルールが成り立つので、お互いにPVPを楽しめるが、狩りクランと戦争クランではルールが違うため、大抵の場合は戦争クランが狩場を手に入れ、狩りクランは追い出される羽目になる。

 みんなでクラハンしてたのに(;´Д`)・・・狩りクラン

 ここは俺達の場所だw 弱い奴は他へ行け!!( `ⅴ´) ・・・害行為を楽しむ戦争クラン
 (全ての戦争クランを差している訳じゃないので突っ込まない様にw)

 無差別PKについても同じだ。PVPを好まないプレイヤーを無理やりPKして喜ぶ連中に、話し合いの余地は無い。つまり、価値観の違いは『プレイヤー間の話し合い』では解決しないのだ。

 プレイヤーとして一番安易な解決方法が、プレイヤーの引退。わざわざお金を払って嫌な想いをする必要性は、無いだろう? 見方を変えるなら「プレイヤーからお金を頂いている開発運営側が、お客であるプレイヤーに楽しめる環境を提供できなかった」と言う事に他ならない。

 欲しい環境があるなら強くなって自分で手に入れろ的発想のプレイヤーもいる。それも方法だが、どうやって強くなる? レベル上げ、資金繰り、ゲームの基本ルールに則っていたら、プレイする時間が膨大になるのは明らかだ。その間にも敵対勢力はどんどん力を付けていく。それは、リアルで忙しい社会人には無理な注文なのだ。おまけに戦争クラン系では、レベルと装備が重要だ。仕事や学校を放棄してリネージュ2に24時間張り付くか?

今はBANされているかも知れないBOTPT画像 そこでゲーム内で禁止されているRMTに手を出したり、自動狩りプログラム(BOT)を使うプレイヤーも出て来るだろう事は想像に難くない。見つからなければイイ思いができる。見つかってもリアルお金があればすぐに復旧できる的発想。被害を受けているプレイヤーだけじゃなく、時間節約したい反則プレイヤーはズルをする。それを見越して業者が・・・

 システム的に仕様から見直さないと、このループを断ち切るのはたやすい事では無い。セキュリティをいくら強化しても、プレイヤーの心が荒んでいれば効果は薄い。


 プレイヤーが成熟していない現在、相容れないプレイヤー間のルールを吸収するのは(できるのは)、ゲーム開発会社しか無い。「プレイヤーのプレイスタイルの分析とそれに見合った対策を仕様に反映させ、より多くの人が楽しめるゲームに発展させていく」のがMMORPGの進むべき方向では無かろうか?
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